混合型頭痛に侵食される前に|症状を見極めて個人に合った治療法

医者

ややこしい頭痛

頭痛には2タイプあります

看護師

頭痛にもいろいろな種類がありますが、そのもっとも代表的なものは、偏頭痛と緊張型頭痛です。偏頭痛は頭の片側の血管が不自然に膨張し、それが元に戻ろうとして血管を締め付け、ズキン・ズキン、ドクン・ドクンと頭全体に響くような頭痛です。酷いときは何も手につかず、ドクン・ドクンと発作に起こっている患部をえぐり出したい気分になります。吐き気が起こったりすることもあります。発作が起こると普通の生活は全く送れず、鎮痛剤を飲んで患部を冷やしながらじっと横になっているより他にありません。発作は辛いものですが、一度発作が治まると何事もなかったかのように、日々の生活を送ることができるようになります。これに対して、緊張型頭痛は、デスクワークその他を長時間無理姿勢で作業をする、というような場合に首や肩、頭に酷い凝りが生じ、筋肉が緊張して起こります。ズーンと思い感じ、あるいは頭がベルトで締め付けられるような感じが続き、凝りの起こった筋肉を良く揉んだり温めたりすることで軽快します。もちろん鎮痛剤の服用も有効です。偏頭痛の場合にように、発作が起こると日常生活が全く起こられない状態になる、ということはありませんが、辛い状態であることに代わりなく、痛みをうまくかわしながらの生活が長く続きます。一般的に緊張性頭痛は精神的ストレス、あるいはストレスで心身に負荷がかかっているときに発症し、逆に偏頭痛はストレスによって、というよりも、むしろストレスから解放されたときに発症することが多いようです。

2タイプの頭痛が起ります

このタイプの全く違う偏頭痛と緊張型頭痛とが両方同時に起こることがあり、これを混合型頭痛といいます。混合型頭痛にかかると、片頭痛の出ているときには日常生活が全く送れなくなり、偏頭痛が収まっても頭を締め付けるようなズーンとした緊張型頭痛が起こって、のべつ幕なしに困った状態が続きます。頭の痛い箇所を温めたら和らぐのか冷やしたら和らぐのかはっきりしません。混合型頭痛にかかると、鎮痛剤のお世話になる頻度が格段に増えますが、頭痛薬の使い過ぎは、今度は別の薬物乱用頭痛へと発展してしまうケースが多く、医師(神経内科等、頭痛専門の医院・病院)へ相談する必要があります。また市販の鎮痛薬の多くは緊張型頭痛と軽度な偏頭痛には効果がありますが、偏頭痛が重くなると、市販薬では効かなくなる可能性が高く、その意味でも専門医にかかって適切な治療を受ける必要があります。混合型頭痛は、患者の生活にどちらのタイプの頭痛が不都合をもたらしているかを見極めてから、最初に治療をする頭痛のタイプを決めます。一般に、治療の比較的容易な緊張型頭痛の方の治療を行ってから、より治療の困難な偏頭痛の治療を開始することが多いようです。緊張型頭痛はストレスの軽減等により軽快することが多いのに対し、偏頭痛は適切な薬剤の服用が必要になります。しかしこれが混合型頭痛であることに気が付いていないと、一方の頭痛が良くなってももう一方の頭痛は良くならない訳で、患者に不満を残す場合があります。いい医師の元で治療やカウンセリングをしていくことで改善出来るので、いい医師選びも重要となってきます。